« 過払い金最高裁判決(2)ムーディーズのレポート関連 | トップページ | 銀行が個品割賦購入あっせんの取扱開始!? »

2007年12月23日 (日)

「反社会的勢力」があなたの会社を食いつぶす

企業にとって厄介な存在である「反社会的勢力」。

昭和の後半までは、主に「暴力団」「右翼」また「エセ同和」といったものが、その主要メンバーであった。
これらは、当時は主に外形的特徴があり、その主要業務も企業との接点が少なく、それなりの備えも可能であった。

しかし「バブル」全盛時代から、様相が変わっている。
いわゆる『経済やくざ』の隆盛である。

この「経済やくざ」は、いわゆる『企業舎弟』『フロント企業』としての顔を持つため、最初からこれを見抜くことは難しい。
そこでバブル時代に、銀行や商社、事業会社がことごとく、不良債権をつかまされたのは周知の事実である。

「『反社会的勢力』があなたの会社を食いつぶす」の著者は、猪狩俊郎弁護士。
(日本経済新聞社刊1800円+税)

猪狩弁護士は、元検事で、弁護士会の民事介入暴力対策委員会の委員長を務め、いわゆる「民暴」に強い弁護士である。
今まで、企業サイドに立ち、数多くのトラブルに関連して、経済やくざや、暴力団に対して毅然と対応してきている。
(最近の企業不祥事に関して『調査委員会』委員も勤めているなど、テレビや新聞でのコメントも多い)
その経験に加え、先ごろ公表された反社会的勢力との関係遮断のための「政府指針」を紹介しつつ、本書のなかで、企業経営者に強力なリーダーシップによる対策を提言している。

その対応内容は、いまだあまり社会に知られていない最新の手口を含めて紹介されており総務部、企業法務、審査といった典型的対応部署だけでなく、営業部門で役に立つものである。
マネーローンダリングの防止義務が金融機関から、一般事業会社に拡大される中でも、研修資料としても役立つように思われる。

|

« 過払い金最高裁判決(2)ムーディーズのレポート関連 | トップページ | 銀行が個品割賦購入あっせんの取扱開始!? »

企業法務」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「反社会的勢力」があなたの会社を食いつぶす:

« 過払い金最高裁判決(2)ムーディーズのレポート関連 | トップページ | 銀行が個品割賦購入あっせんの取扱開始!? »