« Q2 多重債務者は減ったか? | トップページ | Q4 「借りたい人」が借りられない? »

2009年12月 3日 (木)

Q3 ヤミ金は増えたか?

今回も「高金利引下げ全国連絡会」の平成21年11月25日資料を取り上げる。

Q3 ヤミ金は増えたか?⇒取締りの強化により、ヤミ金は減少しました。改正貸金業法の成立後もヤミ金は増えていません。

本当でしょうか?とても信じられません。

ヤミ金の統計はありませんし、「ヤミ金です」といって営業しているヤミ金業者はいません。反対に「ヤミ金業者に気をつけましょう」とあたかも正規業者のように、DMを送りつけるのがヤミ金業者なのです。だから、統計データがありません。

またヤミ金の定義も、無登録、高金利業者は間違いなく該当するでしょうが、登録を隠れ蓑に、高金利営業をやるのもヤミ金業者に含めてもいいと思います。

登録を広告手段と考えて、高金利、業法を守るつもりのない業者が多数いて、高金利や報告未提出等で頻繁に登録を取り消されているのが実情です。

東京都の処分状況を見てください。↓

http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/kinyu/kashikin/shobun.htm

さて、統計データがないのですが、調査記録はあります。

日本貸金業協会の調査(2009年2月25日付)によると、借入利用者(残高有)の約12.2%がヤミ金利用者であり、内2.8%が現在も被害にあっているとのことです。

また、2009年10月13日に開催された早稲田大学消費者金融サービス研究所の第11回公開シンポジウムでは、日本貸金業協会への「ヤミ金被害関連相談件数」が、2008年4月の2989件から、2009年3月には4,734件と1年で約1.58倍に増加し、年間相談件数も42,211件に上っていることが報告されている。

また、漫画「闇金ウシジマくん」(小学館)に取材協力しているルポライターの窪田氏は、最近のヤミ金の特徴を「ソフト闇金」と表現されており、相手がヤミ金ときずかないで取引をしている例を紹介されています。

東京情報大学の堂下准教授らの調査によっても、ヤミ金との接触が増えている例は新聞等で何度も紹介されており、減ったとは全くいえないのではないことはこれらの調査結果からも明らかといえるのではないか。

「高金利引下げ全国連絡会」では、山口組系五菱会系のヤミ金被害を例に出していますが、確かにこのような怖いヤミ金は減っているのでしょうが、ヤミ金自体は減っておらず、窪田氏ほかヤミ金を取材するルポライターなどの話によれば、「貸金業法の規制により、儲かってしょうがない」のがヤミ金のようです。

営業場所もわからないのですから、過払い金返還請求を受けることもなく、確かに儲かるでしょう。

【結論】

ヤミ金は、ソフトになって存続しており、法規制がされるほど彼らのビジネス?が拡大するという関係にある。

|

« Q2 多重債務者は減ったか? | トップページ | Q4 「借りたい人」が借りられない? »

企業法務」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Q3 ヤミ金は増えたか?:

« Q2 多重債務者は減ったか? | トップページ | Q4 「借りたい人」が借りられない? »