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2010年1月26日 (火)

これが「ショッピング枠でキャッシング」の広告

読者から何とかならないのですか?ともらったのが、この広告。

http://2-0-0-7.biz/index.html

チケットやさんが、カードでチケットを販売し、すぐこれを買い取るというシンプルなもの。

客は、カードで分割払いかリボ払いを選択して、購入金額をはらうが、チケット購入売却金額を得られるというもの。実質的には、売却金額相当額の借入を行い、チケット購入金額と手数料の合計を利息として払うようなもの。

しかし、これは、古物売買に当るもので許可を取っておれば違法ではない。

ただ、カード会社は、このようなケースだけでなく、自分でチケットや回数券などを購入して金券ショップに行くケースがあるので、加盟店に金券類を売却することを原則として禁止している。また、先日も指摘したようにカード会社の所有権留保を侵害するような「所有権留保物件」の購入も禁止している。したがって、加盟店契約に違反しており、解除も可能なのであるが、この店が加盟店ではなく、廃業した加盟店の名義をそのまま継続したり、他の加盟店に成りすましている可能性がある(海外アクワイヤラーと契約している収納代行会社を利用しているかもしれない)ので、利用した会員本人の協力がないと特定できない。

この店が売買代金名目で金を渡して、その後に資金を回収するなら、「貸付」と評価することもできるが、カード会社の立替金を加盟店名義を貸した会社を経由するなどして回収するだけなので、貸付とはいえない。

利用者にとっても負担の大きな不公正な取引であり何とかしたいが、金券ショップにカード決済を禁止するような行為規制をかけない限り難しいのである。

当面は、カード利用者のこのようなカード利用はカード利用規約違反で、横領罪に問われる可能性があると、根気よく周知させるしかないのだろう。

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