« 消費者契約法4条2項本文にいう「重要事項」 | トップページ | 顧客情報管理の難しさ »

2010年4月 4日 (日)

中国第一号のノンバンク型消費者金融会社は、個別クレジットと貸付の融合型?

すでに4月1日付東京新聞などで紹介されているが、元記事は次のもの。

http://www.hellonavi.com/news/middlenews.php?PHPSESSID=&id=217458

日本語版は、

http://www.bjnihao.com/cjk/show.php3?id=2059

昨年7月の中国銀監会(銀行業監督管理委員会)が消費者金融会社施行運営規則(正式名は変換できないので省略)を制定し、消費者金融会社が解禁されたことにより、北京銀行、中国銀行、成都銀行などが営業を目指していたもの。3月一日に北京銀行100%出資のノンバンク北銀消費金融有限公司が営業を開始している。

参考→ http://www.rssmap.net/archive/355587.html

     http://www.mizuho-ri.co.jp/research/economics/pdf/asia-insight/asia-insight100324.pdf

ただし、全国的なものではなく北京、上海、成都、天津の4つの特別市での展開に限られている。しかも、最初からいわゆる無担保での現金貸し出しがされる日本の消費者金融と違い、最初は、家電製品など耐久消費財の購入のローンに限られ、その実績がないと一般目的のローン利用ができないようなので、当面は我が国における個別クレジット(旧「個品割賦購入あっせん」)に近い形になっているが、「目的ローン」というような形態だと思われる。

クレジットカードより支払い期間が長く(最長3年)、支払い方法もカードよりは柔軟で、年収の5倍までの借り入れが可能ということで従来の銀行が行ってきた消費者向けローンより、低収入の顧客層が対象になっているようである。

我が国では、メーカーなどの自社割賦にはじまり、個品割賦や個品割賦購入あっせんが信販会社などにより利用されていく中で、海外から移入された銀行系のクレジットカードが用いられるようになり、一方では質屋金融や団地金融からサラリーマン金融が勃興するとの流れであったが、中国では、クレジットカードやデビットカード、そして消費者向けローンなどすべて銀行主導での展開であり、一部メーカー関係の個品クレジットが見られるようであるが、個品クレジット類似の目的ローンも銀行主導であり、日本とは全く異なった発展をみせているようだ。

問題は今後起きる可能性がある多重債務者対策であるが、諸外国の対応の歴史の教訓をどう生かすか、どのような実務的、法的対応を行っていくか大いに興味がある。現時点での状況をよく確認しておくこととしたい。

|

« 消費者契約法4条2項本文にいう「重要事項」 | トップページ | 顧客情報管理の難しさ »

企業法務」カテゴリの記事

コメント

記事には直接関係ありません。
石川和男さんのブログはご存知ですよね?
同種のテーマをよくUPされるので…。
この方もバランス感覚の非常に優れた方だと思います。迫

投稿: 迫建二 | 2010年4月 5日 (月) 10時18分

ご本人とは8年くらい前から面識がありますが。

投稿: 品川のよっちゃん | 2010年4月 5日 (月) 22時16分

大変失礼しました。

投稿: 迫建二 | 2010年4月 6日 (火) 06時06分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 中国第一号のノンバンク型消費者金融会社は、個別クレジットと貸付の融合型?:

« 消費者契約法4条2項本文にいう「重要事項」 | トップページ | 顧客情報管理の難しさ »