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2010年10月21日 (木)

愛されていない会社 ワースト15社

10月21日付の昨日の夕刊フジ4面に情報サイト「キャリコネ」を情報源とする愛社ランキング50社が掲載されていた。

つい、じゃあワーストは?とキャリコネのサイトを覗いてみるとありました。⇒コチラ

ワースト50社も掲載されている。

50社の中には、意外とも思える企業も多数あるし、さまざまな理由で掲載に至ったものと考える。しかし、ワースト3についてのみ、従業員の声が紹介されており、この三社に共通するのは、①給与が同業他差に比べて、安いことにくわえ、②勤務時間が長く、残業時間が多いこと②サービス残業させられたり、有給休暇がとりにくいことに、大きな不満があることが理由のようである。

ワースト三社の従業員のコメントを見る限り、給与水準はともかく、連日の長時間労働は社員の職場の安全衛生管理の面で「労働安全衛生法」との関係がどのようにトップマネジメントにとられられているのか疑問があるし、サービス残業は、明らかな労働基準法の違反行為であり、罰則(労働基準法119条)もあるから問題である。

また、労働時間は1日8時間、週40時間で、休日は原則週1日、又は4週間を通じて4日以上の休日を与えない労働は禁止されている(労働基準法35条)が、よく知られているように36条で休暇労働時間の延長や休日勤務については、労働基準監督庁に届出で延長でき(いわゆる、「36(サブロク)協定」ですが、職場の過半数の労働者を代表したものとの間で協定されるものとしている)るものの、36協定の内容と実態に興味を引きかねない内容になっている。つまり、企業法務の立場からすると、雇用管理におけるコンプライアンス上非常に問題のある点をマスコミ報道で公にされていることになる。

単に、就職希望ランキングで、評価が低いという問題ではなく、この記事で労働基準局の立入り検査その他の可能性もも考えられることから、コンプライアンスや企業防衛上、夕刊フジ紙上に「弊社としてコメントすることはありません」というコメントをのせるような広報部門としての対応はいかがかなあと感じた次第。

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