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2010年11月 2日 (火)

武富士の会社更生手続の今後

武富士は、10月31日会社更生手続の開始決定を受けた⇒ こちら

武富士は、会社更生開始の申し立て時に経営責任を取って社長と副社長が退任したが経営陣から内部昇格させ、新社長を中心に経営を継続するということで、実質的にDIP型で再建を進める予定と思っていたが、このリリースでは事業管財人に社長が就任していない。どうも、DIP型でスポンサーを獲得する方式から、スポンサーに経営を任せる旧来型の会社更生手続に切り替え中のようである。⇒ご参考 東洋経済オンライン

しかし、報道によるとスポンサー候補として手を挙げているのは、国内外のファンドであり、銀行は含まれていないようだ。また、ノンバンクから直接スポンサー候補に名乗りを上げているところもいないようである。

ということは、貸金業務についてほとんど専門外の人が経営することになるのかもしれないが、現状でも舵取りが難しい状況であるのだが、果たして大丈夫なのか。それとも、会社更生で一部の例にあるように、有力部門のみを分離してスポンサーに売却し、本体は解体してしまうのか、はたまた債権を売却だけを行う清算的な更生計画を意図しているのかもしれないなどと考えてしまう。

どのような最終形になるのかは、来年2月28日まで行なわれる過払い金の債権届出の額と現在取引中顧客の引き直し後残高がどの程度の額になり、残存取引口座数がどの程度となるのか、次第のようである。

スポンサー候補20数社の第一次選定は今月行なわれるようであるが、1兆円から2兆円まで見込まれる総負債額と、引き直しのやり方次第でどこまで減少するのかわからない貸付残高・資産の見極めが極めて困難な中、ファンドがどこまでついてこれるのか、当面は今後を見守るしかないのだろう。

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