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2011年11月21日 (月)

平成23年度第6回貸金業務取扱主任者試験の解答と感想

昨日11月20日に開催された貸金業務取扱主任者資格試験の解答作業を終わった。

すでに、資格取得予備校から公表されているので、すでに自己採点済みと思われるが、例年一問ほど解答速報も間違ってしまうという難問が含まれているので、全問題を改めてじっくりと回答してみた。解答・出題内容は「23.doc」をダウンロード

まず解答に取り掛かってみると、いつも以上に前半の問題が重たかった。最初のページから取り掛かった人は、14問あたりまで相当な時間がかかったのではないだろうか。

来年からは、15問目あたり(すなわち択一問題になってから)はじめるほうがスムーズかも。

今回の試験問題の特徴を簡単に記すと、

①貸金業務取扱主任者に求められる業務知識が高いと考えられているせいか、貸金業務に関しては、広範な範囲において、かつ、深い、詳細な問題が作られていること。

特に禁止行為と行政処分、刑罰の関係については、正確に知らないと応えられない問題ばかりである。問題の範囲も従来同様、法律、政省令、監督指針、自主規制基本規則の全般から出されており、範囲を絞ることはできない感じだ。

②民法の問題は、従来の条文そのものの知識を問う問題から、相続と時効、連帯保証と相続や時効など実務的な問題に代わっている部分が増加している。

③その他に感じたことは、特定非営利法人に関する問題とADRの利用手続きに関する問題がはじめて出た。また、財務会計でも財務諸表に記載される後発事象が出された。いずれもそう難しくはないが、出題範囲が拡大しているという印象で、今後の受験者の学習範囲がかなり広がり、貸金業者の従業員にとっても負担は大きそうである。

ただ、合格ラインは、50問中過去の30~32問程度とすれば、前半の難しい問題をほとんどできなかったとしても合格ラインには到達する。

試験問題は、別紙のように、50問には択一が33問、組合せ問題が7問、正誤問題5問、個数問題5問となっているがその難易度は大きく違う。

個数問題や組合せ問題には、配点を3倍にするなどして、100点満点にするなどの工夫をしないと、易しい択一の問題だけが消去法で全部でき他だけの人も合格になる。せっかく実務に必要な詳細な知識を問う問題を作っても、このままでは作る意味があまりないようにも感じる。まあ、今後はそのような方式で採点されるのかもしれないが、気になるところではある。

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