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2012年1月12日 (木)

第6回貸金業務取扱主任者合格発表を見て

本日、貸金業務取扱主任者の合格発表がなされている。→こちら

試験直後に記事に書いたように、今回は相当難しい問題であった。従って、今までの最低合格点30点なら合格率は10%台の後半と予想していたが、どうもそれより、大幅に悪かったようで、合格点が27問正解以上なのに合格率は、21.8%であった。

過去の推移を見ると 

  

第 1 回

第 2 回

第 3 回

第 4 回

第 5回

6 回

合格率

70.1%

65.2%

65.4%

61.7%

32.9%

21.8%

合格点

30問

30問

33問

31問

30問

27問

と難しくなり、点数面から行くと宅建主任者試験より難関の試験のように見える。

しかし、私が研修を担当している会社の合格状況を見ると、幸いにも平均を10%程度上回る30%台(自己採点結果による)は確保できたようであり、ほっとしている。

合格率の低下は、試験問題の難しさに比例しているのではあるが、もう1つ見逃せないのは、「再受験者」の合格率の低さである。協会のほうからは公表されていないから、担当している会社のデータで見るしかないが、新規受験者は、前回で全体合格率より20%近く高い約5割の合格をしたが、再受験組は1割程度の合格者しか出していない。(従って、今回はこの再受験組みの研修に力を入れたが、どの程度高まったかは、今後検証して、来年度の研修に活用したいと思っている)

上の表を見ても第1回から第4回までは、6~7割という高い合格率だったが、それにもかかわらず不合格だった人が、第5回、第6回の高難度試験に対応できず、合格率を下げているようである。

ほとんどの貸金業者では、全員の資格取得を奨励したこともあり、すでに延べ受験者総数は10万5320人に上っているが、合格者数は、6万1923人に過ぎない。

今回受験申込を行なったが受験しなかった人と今回の不合格者で合計で9907名も存在していることは見逃せない。合格ラインが下がったのは、一時的(今回だけの特例)と考えたほうが良いので、来年は確実に32~3点は取れるようにしないと、合格はおぼつかないと考えられる。これらの人は来年度の試験も受験する可能性は高く、「再受験組」に対する徹底したケアがないといけないだろう。

テキストのほうも、全面的な見直しを行なっており、基礎的な面をテキストでみっちりやる必要があるが、合格するには、体系的な指導や個別指導、模擬試験への取り組みと解説など、細かい研修プログラムを組んで早い段階から再受験組みに対する指導を行なう必要があろう。

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