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2015年11月17日 (火)

第10回貸金業務取扱主任者試験を振り返って

11月15日に行われた貸金業務取扱主任者資格試験は、もう10回目になるのですね。
今回も遅ればせながら、このブログで毎年続けている正答を下記に掲載しておきます。
参考にしてみてください。

今回の問題は、全般的に民法の問題が条文に近い形で出題され、代理の問題を除いて、短時間で回答できたのではないかと思います。

また、貸金業法の問題では、出題に過去も何回か出題された問題が多くなり、過去問をきちんと勉強した人にとっては、全体に易しかったのではないかと思います。
とくに、「不適切」な選択肢を選択する出題は、誤りが明確な問題も多かったように思うので、そう思うのかかもしれません。
しかし、全体を正確に覚えていない人にとっては、「債権者」と「債務者」の違いなど、一字しか異ならないのを見逃すなどして、「引っ掛かった」と感じる人もいるのではと思われます。

そこで今回の合格基準正答数ですが、今年こそ31問ではないかと思います。

今年はやさしかったので、通常なら、32問くらいが基準点になると思います。なぜ、それより以下を予想しているかというと、再受験者がどうもたくさんいるという点を考えてみました。
各社とも、新規の受験者とほぼ同数の過去受験者がいるようなのです。

数社の実績をもとに、傾向をざっくりと(本当にざっくりです。念のため)分析すると新規受験者は、30問で合格率40~45%前後、再受験者を10~15%前後の合格率のようです。
また、今回約1万人の受験者の半分が新規受験者として当てはめてみると、新規受験者は2000~2250人の合格、再受験者は500~750人合格となり、合計で2500~3000人が合格となるわけです。
そうすると、合格率は、25~30%となります。これが毎年の傾向でしょう。

合格率25%を前提とすると、少し今回はやさしかったので、今までの基準点で見ると30%を超える可能性があります。そこで、25%前後を合格とするなら、31問を基準にするのではないかと考えたわけです。

でも、前回の第9回試験のときも(⇒こちら)、やさしかったから、「32問が安全圏で31問を基準正答数と予想し、30問は微妙」としたところ、実際は、30問が基準正答数でした。
まあ、結局今回も同じかなあと思います。  

ところで、上記にも書いたように、各社とも、再受験者対策が悩みの種のようです。
受験指導をしている者として考えるのは、受験者が個別にどの分野ができていないのか、どのくらいの点数が取れているのか、を見て、個別指導するしかないのではないかと思っています。
その点で協会のユニークな開示制度を利用することをお勧めします。
これによれば、一人一人の点数と順位のほかに、、どの問題を間違ったかがわかりますので、理解不足の点を集中的にレクチャーすることができます。
現在有料ですが、来年4月から無料になる予定のようです。⇒ 協会HP

開示請求によって得た情報を分析し、不得意分野ごとに勉強会や研修を行うことが考えられます。      
では、私の回答速報をどうぞ。(速報性には欠けるかな?)                                                             

問題 正解 問題 正解
1 26
2 27
3 28
4 29
5 30
6 31
7 32
8 33
9 34
10 35
11 36
12 37
13 38
14 39
15 40
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17 42
18 43
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25 50

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